2013年度福岡大学医学部推薦入試面接について

2013年度福岡大学医学部推薦入試面接について

福岡大学医学部推薦入試面接について

皆さんこんにちは。

熊本市は、先週に比べて、少し寒さが和らいだように思います。
ですが冬はまだまだこれから。
風邪を引いてしまわないように気をつけなければなりませんね。

さて、各大学で推薦入試が実施されていますが、今年の福岡大学医学部の推薦入試で昨年との違いが見られました。
面接試験に伴うグループ討論が、今年はディスカッションになりました。

ディスカッション形式の討論が行われるのは今年が始めてで、過去数年のデータをもとに推薦対策をされていた受験生には、戸惑いもあったかと思います。

そもそもディスカッション形式のグループ討論とディベートの違いとはなんでしょうか。

ディスカッションでは、誰かを進行役を決め、グループ内の人たちの意見を聞きながら、最後にグループの議論をまとめないといけません。
協調性のある人が、ディスカッションではより生きてくると思います。

ディベートでは、アジェンダに対してイエス(アファマティブ)かノー(ネガティブ)かのどちらかに自分の立場が決められます。立場が決まっている以上、自分の意見は根拠をはっきりさせ、「冷静」に「論理的」に論旨を展開させなければいけません。

いずれの形式にしても、大切なのは普段からトピックに関する意見を、いくつかの情報ソースでエビデンスを確認することです。様々な意見の「論拠」を考えることが、異なる意見を持つ人のことを理解することになります。また発言する際は、先に結論を言ってその後その理由を述べるようにします。

出題されるテーマが事前にわからないにしても、普段から時事問題や医療についてただ聞いたり見たりするだけでなく、それについて自分はどう思うかというところまで習慣的に行うことも大切だと思います。

ただし、ディスカッションやディベートにおいて引用する際は、ニュースや記事に関しては、「信用性のある(オーソリティーのある)情報ソース」を選ばなければなりません。

PMD予備校グループでは、さっそく面接指導でディスカッションの練習をしました。過去の情報も大切ですが、それだけに頼らずいろいろなことを想定して受験に望みたいものですね。