AI 学習システム atama+の学びの仕組み
- 2019.06.07
- atama+ について
- 2019年度, AI, atama+, 医学部受験
AI による新しい学習システムである atama+は、これからの教育のスタイルを大きく変える可能性を秘めています。実際に最近では、「atama+を使ったことで、短期間に基礎が固まり、成績が上がった」との評判を耳にする機会も出てきました。
今回はそんな atama+の学習のシステムと、短期間で基礎固めができる理由について紹介します。
atama+の学習システム
学習の流れ
まずは、atama+の学習の流れについて紹介します。atama+は iPad などのタブレット端末を使って学習し、基本的に単元ごとに学習していきます。その学習の大まかな流れは「診断」→「講義動画」→「演習」→「復習・宿題」の順になっています。そして、演習や復習、宿題を通して、問題の正解率が一定のレベルに達すると、その単元は合格と認定されます。
初回の学習では、選択した単元に関する診断問題を解く「診断」から始まります。この診断問題は、その単元の理解度を測るものですが、“つまづき”があった場合は、その根本的な原因を探るため、過去に学習済みのはずの単元の内容で、現在学習している単元に関連する問題が次々と出題されます。(時には中学の内容までさかのぼって出題されることもあります。)
このさかのぼって出題された問題の出来不出来をもとに、AI が”つまづき”の根本的な原因を分析して、最短の学習ルートを作り上げます。
診断の問題がどれも完璧に出来ている場合は、最初から合格と認定されます。この場合は、次の単元に進みます。
診断をもとに最短のカリキュラムを提案
診断が終わると、その結果をもとに AI が自動でその単元をマスターするための最短のカリキュラムを作成して、提案されます。
そして、そのカリキュラムに従って5分程度の「講義動画」で、必要な知識をピンポイントで押さえます。解説が理解出来たらすぐに、演習に進みます。演習を終えると、最短の学習ルートに沿って、次の内容の解説動画と演習へと進んでいきます。
解説動画や演習教材は、大手予備校の講師や全国模試の問題作成者が監修しているので、理解が進むようになっています。
宿題や復習問題も AI が作成
atama+では AI が作成します。これまで学習した内容から、演習等の出来を分析して、 AI が実力が付く問題を作成します。そして、この宿題もスマホを使ってやるようになっています。
スマホを持っていない場合は、紙に印刷することもできます。
2回目以降の学習では、これまで学習した内容の復習問題から始まります。復習問題は、前回学習した内容が中心ですが、それだけでなく、2週間前や1か月前にやった内容、すでに合格になっている単元の内容も、忘れてきた頃合いを見計らって、出題されます。このように定期的に復習していくことで、学習した内容を定着させることができます。
このようにして、atama+では 「診断」→「講義動画」→「演習」→「復習・宿題」の順で、効率的に学習を進めることができます。
AI による”Teach”をサポートする”コーチ”
AI 学習は生徒一人で進めることができますが、atama+には、これをサポートする人間の”コーチ”がいます。atama+では、ひとりひとりの学習状況がリアルタイムに各教室のコーチの元に届けらます。なので、同じ問題に何度も引っかかってしまたり、学習のペースが上がらなかったりといった状況に陥った時に、状況に即した的確なアドバイスを受ける事ができます。
また、中長期の目標設定などもシステム内のデータを元にコーチと一緒に決めていく事ができるので、計画的に学習を進められます。教科の知識を教える”Teach”は AI、総合的な学習計画や状況に即したアドバイスは”コーチ”の先生というように役割を分担しているのです。
PMD では、医歯薬学部受験に精通したコーチによるサポートが受けられます!
短期間で成績が上がる理由
①「わからない」の根本の原因をピンポイントに分析
atama+の学習で短期間に成績が上がる理由の一つは、診断によって「わからない」の根本の原因をピンポイントに分析することにあります。
そもそも、現在学習している単元が理解できない原因は、ほとんどの場合、これまでに学習済みの内容の「抜け漏れ」です。なので、この「抜け漏れ」を復習によって埋めることで、理解できるようになります。しかし、どこを復習すればよいのかを見極めるのは容易ではありません。
atama+では、診断でどこに「抜け漏れ」があるかを AI がピンポイントに分析します。そして、その結果をもとに復習すべき内容を決めているので、わかっていることに時間をかけず、本当に理解していない知識や忘れている知識のみを素早く復習することができます。
②要点を絞ったコンパクトな解説動画
atama+の学習で短期間に成績が上がるもう一つの理由は、解説動画のコンパクトさにあります。atama+の解説動画はどれも5分程度のものとなっています。予備校等の映像授業では1つ 90分程度、スタディ・サプリ等の映像授業が1つ 20分程度なので、かなりコンパクトな動画になっています。
atama+では、 AI でつまづきの原因をピンポイントに分析しています。そして、その原因に対応した、要点を絞った動画にすることで、解説動画をこれほどコンパクトに収めることができています。
③集中が途切れず、質の高い学習が可能
解説動画コンパクトなことは、学習内容に無駄がないだけでなく、学習の質の向上にもつながります。解説動画で分かっている部分が続くと、たとえ質の高いものであっても、ぼーっとしたり、眠くなったりと、集中が途切れて気づいたら重要なところを聞きそびれたということがよく起こります。
atama+の解説動画は、わかっていないところ、忘れているところに特化したコンパクトな解説動画なので、途中で集中が切れることはほとんどありません。なので、集中した質の高い学習ができるのです。
④「理解する」が短時間で終わるので、その分演習ができる
①~③の理由から atama+の学習では、知識を理解するまでの所要時間が短くて済みます。そして、その分を演習に充てることができます。当たり前のことですが、「知識を理解する」のと「問題が解けるようになる」のは同じでありません。試験でよい結果を残すには「解ける」というところまでやりこむ必要があります。
atama+の学習では、解説動画で理解出来たら、すぐに演習問題に移ります。これまで一斉授業や映像授業では、「理解する」ところはやりますが、演習は授業後に自分でする場合がほとんどでした。なので、授業を受けて「理解する」して満足し、演習がおろそかになり、「解ける」というレベルまで到達できないことがありました。その点、atama+の学習では、解説後の演習できっちり「解ける」のレベルまで到達することができます。
また、一度合格した内容についても、忘れた頃合いを見計らって、定期的に復習問題が課されるので、「解ける」のレベルを維持することができます。
以上のように、復習すべき内容をピンポイントで分析して、その内容に特化した解説動画で学習するため学習内容自体に無駄がありません。また、コンパクトな解説動画により、より集中の増した質の高い学習ができ、さらに演習によって「解ける」というレベルまできちんと到達できます。この結果、atama+の学習で短期間に成績を上げることができるのです。
実際の効果
最後に atama+による学習効果の実例を紹介します。受講前後のセンター数学ⅠA の成績です。センター数学ⅠA は問題自体は基礎ができていれば解けますが、時間が厳しい試験です。なので、高得点を取るためには、基礎力を徹底して固めた上で、演習量をこなして問題を解くスピードつけなければなりません。なので、高得点がとれるようになるためには、それなりに時間がかかります。
45点 → 83点
長崎県 D.Nさん
(学習時間:9時間40分)
59点 → 81点
石川県 S.Dさん
(学習時間:13時間0分)
43点 → 83点
神奈川県 K.Kさん
(学習時間:19時間43分)
37点 → 78点
兵庫県 S.Kさん
(学習時間:23時間50分)
上に4つの例をあげていますが、受講者の平均値を出すと、同じくセンター数学ⅠA で、得点伸び率は+50.4%(※受講期間は2週間)と高い数値を記録しています。つまり、2週間という短期間の間に、平均で得点が1.5倍になったということです。この結果からも、atama+が短期間の基礎固めに非常に効果があるということがわかります。
atama+に関する詳しい内容は(こちら)もご参照ください。
ご質問などお気軽にお問い合わせください。お待ちしております。
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